城陽市文化協会は平成4年4月に設立し、令和元年5月、城陽市文化芸術協会に改称しました。現在、会員数約1300名で構成されています。市民に豊かな文化の香りを提供しています。新たな情報を発信することによって城陽の文化基盤の強化・充実に努めています。
S39年、城陽町民文化祭がスタートしました。
当初、城陽町の主催で始まった文化祭はS49年、市民文化祭実行委員会主催にと移行しました。
それから後、詩吟舞連盟結成を皮切りに各連盟・連合が発足。
城陽市文化芸術協会の前身は、
毎年秋に開催されていた市民文化祭の運営団体であった市民文化祭実行委員会にさかぼります。
その実行委員会や市民の皆さんから、秋の文化祭だけでなく
「あらゆるジャンルの文化団体やサークルをひとつにまとめて、
年間を通じて交流や育成を図り、個人参加も含めて市民に開かれた組織を」
との声があがり、1985年(昭和60年)に城陽市民文化推進委員会が設立されました。
ちょうどその時期は、
市民会館(現文化パルク城陽)の建設気運が高まり、
市民の文化的欲求が大きくなっていた時と重なります。
この市民文化推進委員会は、文化協会設立までの暫定組織として結成され、
城陽市の実態に合った協会の設立に向けて、
事業内容、組織、規約等に関するアンケート調査や先進地視察などの調査研究を行いました。
そして、その調査結果を踏まえて協議を重ね、1992年(平成4年)4月に、
「市民文化の向上と発展につとめ、ふれあい豊かな地域社会の形成を図る」ことを目的に、
城陽市文化協会が設立されました。
設立当初は、11連盟・連合体と2つの趣味の団体で、加入者数は約1300人でしたが、
各団体の熱意ある取り組みとともに、
協会の事業や交流会を通して会員同士の横のつながりが強化されたことによって、
現在は、19連盟・連合体等(詩吟舞・民謡・歌謡・茶華道・三曲・美術・文学歴史・邦舞・洋楽・芸能・洋舞
・和太鼓・手工芸・俳句・郵趣・民族舞踊・囲碁・古典文化芸術)1部門(趣味)
会員数約1,500人となり、京都府南部地域屈指の文化団体になりました。
協会では、市民文化祭や春いちばん文化まつりなどの事業を実施するほか、
城陽茶まつりや、産業まつりなど数々の事業にも参画・協賛しています。
また、会員だけでなく、広く市民のみなさんに文化に触れていただこうと、
水彩画や新日本舞踊、和太鼓、手工芸、詩吟舞、囲碁などの「市民教養講座」も開催しています。
この講座は、「サークルには入っていないが、ちょっとやってみたい」と
気軽に参加できることから人気を集めています。
受講後には、既存のサークルに入る人や受講者が集まって新しいサークルを作るなど、
文化に触れるよい機会となっています。
また、国際化の進展を背景として、諸外国との文化交流にも積極的に取り組み、
姉妹都市である大韓民国慶山市・アメリカ合衆国バンクーバー市とは、
書道作品の送付や市民文化祭における絵画の交換展示などを通して相互理解と親交を深め、
文化面における草の根交流の進展に寄与しています。
文化協会が充実してきた背景には、1995年(平成7年)11月の文化パルク城陽の完成があります。
多角的な施設を包含するこの会館は、他の目的で訪れながら、協会の展示・発表を見聞きし、
文化活動に興味を持つこともでき、大ホールなどでの発表は、
出演者の意欲と充実感をより大きなものにしています。
令和元年5月総会で「城陽市文化協会」から「城陽市文化芸術協会」に改称しました。
文化芸術協会では、文化パルク城陽を活動の拠点として多種多様な活動を行い、
いろいろな人が文化に触れられる機会を提供するとともに、
新たな情報を発信することによって、城陽の文化基盤の強化・充実に努めています。