城陽市三曲協会は日本古来の音楽(筝、三絃、尺八)の継承発展と市民文化の向上を目指して、昭和63年4月に発足しました。そして、その年の秋、第25回市民文化祭の一環として、第1回三曲演奏会を鴻ノ巣会館で開催しました。私たち三曲の文化祭への関わりは古く、昭和41年の町民文化祭から毎年欠かさず出演して文化向上に一役買ってきました。文化祭を機会に全社中が一堂に会して発表出来ることになり、会員の喜びはひとしおのものがございました。
以後、第7回演奏会まで市民文化祭の行事として、各コミセン、福祉センター等を利用して実施してきました。
平成7年文化パルク城陽がオープン。これを機に秋の市民文化祭は市民を含めた発表の場、春いちばん文化まつりは連盟会員の発表の場となり、第8回からは、ふれあいホールの立派な舞台で演奏できることになりました。
三曲演奏会は、異種連盟との合同舞台も考えていきたいと思います。 その他の事業として、1月の成人式、10月の茶まつり等の他団体の行事には筝尺八の演奏で花を添え市民の皆さんの心をやわらげています。
また、福祉施設の慰問演奏も引き続き実施し社会に少しでも貢献出来ればと考えています。
今後、高齢化の波は三曲の世界にも、ひしひしと迫り会員が減少することが考えられます。反面、趣味の多様化で習熟に時間のかかる古典ものは若い人に敬遠されているのが現状です。従ってこれからも文化協会の教養講座等を利用して市民の方に体験していただき、これが会員の増加につなげたらと思っています。
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